舞台『ハリーポッター呪いの子』を鑑賞した

ハリーポッターと呪いの子の舞台を鑑賞してきました。場所は赤坂ACTシアター

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感想としては「マジで魔法みたいな舞台だった」ということに尽きる。鑑賞から数日経ってしまったが、思い出せる限りで振り返っていく。

ハリーポッターと呪いの子のネタバレありです

 

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まず思ったのは「向井理イケメンすぎ」。身長が高く、小顔、足が長く、スタイル抜群。声に迫力もあり引き込まれる。舞台での向井理は基本的にスーツ姿が多いのだけど、男の自分から見てもセクシーすぎる。セクシーの権化。向井理ならば南キャン山ちゃんのように「セクシーすぎてゴメンなさいねぇ〜!」と言われても許せる。魔法みたいなイケメンだった。来世は向井理になりたい。

 

次に驚かされたのが、舞台演出。リアルに魔法を見てるかのようだった。人を吸い込む本棚、杖から飛び出る炎、空中に浮く登場人物…etc。観劇中、「えっ?えっ、これどうなってんの??やば」という困惑と興奮があった。舞台転換もあんなに滑らかに動くのかと。普段、舞台は見ないので比較できないのだが、クオリティは相当高かったように思う。

 

今更ながら白状をしておくが、私はハリーポッターを「秘密の部屋」までしか見たことがない。今回の演劇を見に行ったのは、チケット争奪戦に勝った連れが誘ってくれたからである。「面白い公演があるんだけどどう?」と誘われて、内容を聞かずに快諾。その内容は当日にお知らせされるサプライズ方式だったのでハリーポッターを予習する時間がなかった。許せ。なので、話についていけるか心配だったが、それは問題なかった。物語が整理されながら進んでいくので、自分でも理解できた。しかし、第1作を見てないのと流石に話に付いていけないかもしれない。これから見る方は、第4作目「炎のゴブレット」までは最低限見ておくとよい。私は舞台が終わった後、そのままの足でTSUTAYAに向かい炎のゴブレットを借りた。見た。最高だった。

 

キャストがとても良かった。特に好きだったのが、ドラコ・マルフォイの息子である「スコーピウス」役を務めた斉藤莉生だ。ナヨっとした雰囲気でオタク気質。喋っていると突然高い声を出したり、大きな声になったりする。「ヴォルデモートの息子なのでは?」というあらぬ疑いをかけられて、周りから虐められている。そんなスコーピウスだが、友達想いで何をするにも一生懸命。彼がいてくれたおかげで今回の演劇は明るく観続けられたと思う。だって、アルバスがずっと暗いんだもん…。ハリーポッターの息子という色眼鏡で見られて、それを裏付けるような魔法の実力がなくて、それを周りに当たり散らして…。そんなアルバスの隣に立って、友だちで居続けたのがスコーピウス。危険な旅だと分かっていながらも、ビビりながら付いてきてくれる。そんなスコーピウスの葛藤を斉藤莉生が見事に表現していて、とても良かった。「舞台って、、いいな!」「生の演技って、すごいな!」と思わされた。聞けば今作がデビュー作だという。驚愕だ。

 

ロン・ウィーズリー役はエハラマサヒロだった。うん、まぁ、そうね、エハラマサヒロ。なんか、エハラマサヒロだった。そう、そんな感じ。言及するとしたら、劇中でハーマイオニーと「キスし過ぎでは?」って所だけかな。あとは、うん。エハラマサヒロだった。

 

黒幕は観劇中から何となく察しが付いてて、予想通りだった。それでも面白さが落ちることなく、ずっと走り続けられたのはキャストの演技力の賜物。舞台ハリーポッター、おすすめです。

最後にひとつだけ。演劇中に「○○って…コト!?」というセリフがあったと思うのだが、完全にちいかわのハチワレだった。そのセリフ以降、ハリーポッターの世界にハチワレが混ざってきてカオスな様相を呈していたことだけ伝えておきたい。